2009年01月15日

友を悼む

友が逝った。本当は彼のことを友と呼ぶ資格が僕にはあまりない。僕は彼に何も与えなかったので。しかし、優しい男だったから、彼は笑って許してくれるだろう。

 友を悼む

 友よ、
 抑制の効いた足取りで、僕らと同じ道を君は歩き、
 その同じ足取りで、僕らのもとを去っていった。

 誰も責めず不運に怒らず、
 君は、生きる苦しみを優しさに変えた。

 君の明るい眸は、あの時何を見ていたか。
 最後になったあの晩餐の温もりは、
 今も僕たちの中に残る。

 長い戦いを戦った。
 十分に戦った。
 そして愛する人の見守る中、
 君は戦いを終えた。

 君は生きた。
 今はただ休息と安らぎを。

 そしていつの日にか、僕たちは、
 またあの晩のように、暖かな火を囲み、
 静かに語ろう、
 友よ。


posted by keis at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/393131397
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。